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ハセガワ製の1/72スケールの模型をストレートに組み立てています。『飛龍』の雷撃機仕様のキットです。塗装はエアーブラシによる吹付塗装で、機体上面は陸軍カーキ色、下面は陸軍灰緑色、機体内部は三菱系機体内部色です。プロペラはレッドブラウン日本機プロペラ色、タイヤはつや消しタイヤブラック色です。プロペラは回転します。機体上部の旋回機銃は少し硬いですが、旋回させることができます。また、機銃の仰角も動きます。前方、および後方の機銃は固定です。あくまでも素人が趣味の中で製作したものです。仕上がり具合は画像にてご確認願います。尚、非常にデリケートな商品ですので、発送に際しては細心の注意を払って梱包、発送致しますが、輸送の途中で部品が脱落したり、折れたりすることもあるかも知れません。出来れば、接着等、ある程度の簡単な補修が可能な方の入札をお願いしたいと思います。また、この商品は他のサイトへも出品していますので、先にそちらのサイトで落札が掛かることもありますのでご了解願います。当サイトでの入札が確認できれば、直ちに他のサイトの出品は停止、または削除致します。
[四式重爆撃機『飛龍』について]昭和16年2月、陸軍は三菱航空機に対して新型重爆撃機の試作を指示したのがこの四式重爆撃機『飛龍』です。『飛龍』は2000馬力級の強力な発動機ハ-104×2基を搭載し、単発機並みの運動性能で、しかも重爆撃機でありながら急降下爆撃も可能な頑丈な機体構造であった。また、防弾装備もされていた。航続距離は3800kmで海軍の一式陸上攻撃機に匹敵する航続距離であり、海軍からも注目されていた。昭和19年3月に本機の部隊への引き渡しが開始されたが、その頃には戦況が変化し大陸等の爆撃任務が少なくなり米軍の艦船が増加していたことから、昭和19年1月、生産中の100機を雷撃仕様への改造が指示された。魚雷は本来の胴体内部には入りきらないので、胴体外部へ懸吊された。また、魚雷攻撃には未熟な陸軍の搭乗員でも海面すれすれで攻撃可能なように電波高度計タキ13号を装備、これにより不慣れな陸軍搭乗員でも海面から10~20mの飛行が可能で、ベテランの海軍搭乗員に匹敵する攻撃能力を得た。また夜間攻撃時の索敵用のタキ1号電波警戒機を装備していた。飛行第7戦隊は浜松教導飛行師団で編成され、海軍の指揮下で活動した。『飛龍』の初出撃はこの雷撃機であった。これ以降も夜間の雷撃作戦の主力として出撃し、一式陸上攻撃機を超える活躍をした。『飛龍』の多くが雷撃仕様になってはいたが、本来の爆撃作戦では浜松飛行場を発進した『飛龍』爆撃部隊(飛行第110戦隊)が硫黄島の夜間爆撃作戦を成功させている。また、長距離爆撃機に改造してサイパンへの爆撃を計画されていたが、生産は残念ながら終戦までに間に合わなかった。