書 名 国家神道再考 祭政一致国家の形成と展開

「国家神道とは何だったのか」。「国家神道」の根幹には「祭政一致」をめぐるさまざまな思想とそれを制度化しようとする志向が存在するのではないかという見通しのもと、近世・近代における「国家と祭祀」、「祭政一致」を歴史的に検討。政治状況に左右されがちなテーマを冷静に追究し、その歴史的実像を探り、国家神道論に新たな礎を築く学究的論文集。

『国家神道再考～祭政一致国家の形成と展開』刊行に寄せて(阪本是丸)／神籬磐境考～垂加神道の祭政一致観(西岡和彦)／近世に於ける祭政一致思想の展開～垂加神道より水戸学へ(松本丘)／近代神宮への道程～御巫清直の思想と古儀復興(中野裕三)／幕末維新期における祭政一致観～会沢正志斎と国学者をめぐって(星野光樹)／国学者における教化思想の諸相～浦上キリシタン問題と「教」の可能性(中村聡)／上地事業における境内外区別(河村忠伸)／明治八年大教院の解散と島地黙雷(戸浪裕之)／帝国憲法成立期における祭教分離論(斉藤智朗)／明治末期における神社整理と井上友一～内務官僚と「神社中心説」をめぐって(藤本頼生)／国家的神道と国民道徳論の交錯～加藤玄智の「国体神道」の意味(宮本誉士)／国家神道体制成立以降の祭政一致論～神祇特別官衙設置運動をめぐって(藤田大誠) 編著者 阪本是丸 発行所 弘文堂 発行年 平成18年 頁 数 412頁 発 送 おてがる配送(ヤマト運輸)・宅急便コンパクト 状 態 カバー：スレ・キズ(少)・ヤケ(弱)、背色褪せ その他